福部里志「ぶっちゃけ摩耶花よりも千反田さんと付き合いたいなー。黒髪美人だし」

福部里志「ぶっちゃけ摩耶花よりも千反田さんと付き合いたいなー。黒髪美人だし」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:22:37.58 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「…え? 悪い、うまく聞き取れなかった」

 

える「ですから、私と福部さんがお付き合いする事になったんです!」

 

奉太郎「…は? どういうことだ」

 

里志「言葉通りの意味だよ奉太郎。僕と千反田さんが恋人同士になったんだ」

 

奉太郎「…いやいやいや、待て待て。お前、伊原と付き合ってたんじゃないのか」

 

里志「あー…いや、摩耶花とは少し前に別れたんだ」

 

奉太郎「聞いてないぞ」

 

里志「言ってないからね」

 

奉太郎 (いや言えよ)

 

 

3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:24:01.52 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「あー…なんというか…おめでとう」

 

える「はいっ、ありがとうございます!」

 

奉太郎「まあ里志はこう見えて優しいから…心配するような事はないだろうな」

 

里志「奉太郎が僕の事を褒めるなんて、こりゃ何か悪い事が起きそうだ」

 

奉太郎「うるさいな、俺だって人を褒めたりもする」

 

える「……」

 

奉太郎「…どうした?千反田」

 

える「…えっ! いや、なんでもありません! 少し考え事を…」

 

奉太郎「さいで」

 

 

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:25:31.16 ID:p2ZWVNQs0.net

 

里志「……奉太郎、ちょっと」

 

奉太郎「ん? …ああ、すまん。俺がいると邪魔だな。今日の所は帰るよ」

 

里志「ごめん、奉太郎」

 

奉太郎「いいさ、俺も今日は帰りたかったしな」

 

える「…すみません、折木さん」

 

奉太郎「お前が謝る事じゃない…じゃあな」

 

里志「じゃあね奉太郎!また明日」

 

える「さようなら!折木さん!」

 

奉太郎「……ああ」

 

 

7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:27:09.46 ID:p2ZWVNQs0.net

 

バタン

 

里志「…行ったね」

 

える「……ええ」

 

里志「辛いかい?」

 

える「……はい、正直」

 

里志「我慢しなくちゃ。これも奉太郎に振り向いてもらう為に必要な事なんだ」

 

える「……そう、ですね」

 

える 「(折木さん…)」

 

 

9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:28:27.27 ID:p2ZWVNQs0.net

 

1時間前

 

 

ガチャッ

 

里志「あれ、千反田さんだけかい?」

 

える「こんにちは、摩耶花さんは図書委員の仕事だそうです。」

 

里志「奉太郎は掃除当番で遅くなるって言ってたよ」

 

える「……そうですか」

 

里志 「(…なんか元気が無いな)」

 

 

10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:29:14.89 ID:p2ZWVNQs0.net

 

里志「千反田さん、なんか悩みでもあった?」

 

える「……えっ?な、何もないですよ?」

 

里志「嘘だね。千反田さん、いつもより目に見えて元気がないもの」

 

える「…わかりますか?」

 

里志「うん、わかる」

 

える「そうですか…」

 

里志「……奉太郎の事かい?」

 

える「っ!」

 

里志「やっぱりね」

 

える「……はい」

 

 

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:29:59.34 ID:p2ZWVNQs0.net

 

里志 「…何があったか、話してみる気はない?」

 

える「…里志さんにですか? でも、ご迷惑じゃ…」

 

里志「迷惑なわけないじゃないか。それに、僕なら奉太郎の事も色々わかるしね」

 

える「でも…やっぱり恥ずかしいです」

 

里志「大丈夫、誰にも言いふらしたりしないよ。それに、部長が困ってるなら助けるのが部員さ」

 

える「……ありがとうございます。じゃあ…聞いてもらえますか」

 

里志 「うん、どうぞ」

 

 

14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:30:46.04 ID:p2ZWVNQs0.net

 

える「…私、実は折木さんの事が」

 

里志「好きなんだね?」

 

える「えっ!?」

 

里志「やっぱりそうだ」

 

える「う……は、はいっ」

 

える「あ、あの…どうしてわかったんですか?」

 

里志「普段の千反田さん見てたらそりゃわかるよ。もうバレバレなくらい」

 

える「……恥ずかしいです」

 

里志「ははっ、ごめんごめん」

 

里志「さっ、続きを」

 

える「…はい」

 

 

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:31:28.43 ID:p2ZWVNQs0.net

 

える「私、折木さんには何度も助けていただきました」

 

える「氷菓の事はもちろん、私が持ち出してきた悩みも解決していただいて…」

 

える「それで、いつからか…」

 

里志「好きになっちゃったんだね」

 

える「…はい」

 

里志「そっか」

 

える「最近は、夢にも折木さんが出てくるようになったんです

 

える「私と折木さんが…け、結婚して、毎日を穏やかに過ごす…」

 

える「……そんな、夢です」

 

里志「……」

 

 

17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:32:06.37 ID:p2ZWVNQs0.net

 

える「ですが…」

 

里志「?」

 

える「折木さんが私の事をどう思ってるか、不安なんです」

 

える「自分で言うのもなんですが、第三者から見れば私は折木さんに毎回謎を持っていくだけのうっとおしい女だと思います」

 

える「……折木さんにもそういう風に見られてるかもしれないと」

 

える「そう思うと…不安でたまりません…」

 

里志「…そんな事はないと思うな」

 

 

18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:32:44.42 ID:p2ZWVNQs0.net

 

里志「奉太郎は決して千反田さんをうっとおしいなんて感じていないと思うよ」

 

える「…そうでしょうか」

 

里志「うん。むしろ、奉太郎の方も千反田さんの事が気になってると思う」

 

える「そんな…」

 

える「でも…もしそうだとしたら」

 

える「嬉しいです……」

 

里志「そうだとしたら、じゃなくて、そうなんだよ。これは断言していい」

 

える「…ふふっ、ありがとうございます」

 

 

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:33:45.86 ID:p2ZWVNQs0.net

 

里志 「(…正直、ここまで悩んでる千反田さんは僕は初めて見た)」

 

里志「(普段なら、ここで奉太郎が千反田さんを助けてあげるのだろう)」

 

里志「(だけど、こればっかりは奉太郎に頼れない…)」

 

里志「(…僕がなんとかしてあげなくちゃな。僕が)」

 

里志「(僕だって奉太郎のようにできる。悩んでる人を助けてあげる事ができる!)」

 

里志「(今回は、僕が千反田さんを助けてあげよう!)」

 

里志「(……奉太郎じゃなく、僕の手で)」

 

 

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:34:52.52 ID:p2ZWVNQs0.net

 

える「でも…怖いんです」

 

える「もし私が折木さんに想いを告げて、それで断られたりなんかしたら…」

 

える「私、きっと立ち直れません」

 

える「それに、そんな事になったら折木さんとの関係はきっと気まずくなります」

 

える「私には、それが耐えられない…」

 

える「私は、折木さんの本心が知りたいんです。私の事を、どう思っているのか…」

 

 

 

里志「……」

 

 

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:35:30.60 ID:p2ZWVNQs0.net

 

里志「…千反田さん」

 

える「はい?」

 

里志「そんなに奉太郎の本心が知りたいかい」

 

える「…そうですね。少し怖いですが…知りたくないと言えば嘘になります」

 

里志「そっか…」

 

里志「なら、良い方法がある」

 

 

 

 

 

里志「千反田さん、僕と付き合おう」

 

 

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:36:19.05 ID:p2ZWVNQs0.net

 

現在

 

える「…本当にこれでよかったのでしょうか」

 

里志「大丈夫。奉太郎が千反田さんの事を想っているなら、意地でも僕から千反田さんを取り返しにくるはずだ」

 

える「そう、ですよね…でも、こんな騙すような事…」

 

里志「…千反田さん、そんなに僕の事を信用できないかい?」

 

える「い、いえっ!決してそんな事は」

 

里志「なら後はじっと待つべきだ。奉太郎はきっと来る」

 

里志「奉太郎が千反田さんの事を好きなのは間違いないんだ。必ずいい方向へ転ぶ」

 

える「………はい」

 

 

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:39:43.96 ID:p2ZWVNQs0.net

 

里志「さて、今日はもう帰ろう。摩耶花は遅くなるらしいから先に帰ってていいって言ってたしね」

 

える「そうですね…帰りましょうか」

 

里志「さーて、奉太郎と千反田さんがくっつくまであと何日かなー?」

 

える「も、もうっ!からかわないでくださいっ!」

 

 

バタン

 

 

 

 

この時、2人には大事な事が見えていなかった。
福部里志は才能ある奉太郎に対する嫉妬、それによる少なからずの優越感。
千反田えるは自分の本心を話した事による羞恥と折木の内面を知る事が出来るかもしれないという高揚感。
それが2人を盲目にしていた。

 

 

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:41:34.55 ID:p2ZWVNQs0.net

 

川原

 

 

奉太郎「(…そうか、里志と千反田が…)」

 

奉太郎「(確かに、よくよく考えればお似合いの2人だったのかもしれないな)」

 

奉太郎「(千反田は明るく、とても優しい性格をしている。それに社交的だ)」

 

奉太郎「(あの探究心の塊がなければ、欠点はないと言ってもいい)」

 

奉太郎「(そんな千反田に、里志はうってつけの恋人だろう)」

 

奉太郎「(……こんな俺が、千反田に釣り合う訳がなかった)」

 

奉太郎「……よくよく考えたら、当たり前か」ツーッ

 

奉太郎「…いかん、なんで涙が…」

 

 

 

 

 

???「……折木君?」

 

奉太郎「っ!」

 

 

32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:42:56.57 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「……入須先輩…」

 

入須「どうしたんだ?何やら、泣いていたようだったが」

 

奉太郎「…なんでもありませんよ。急いでいますので、これで」

 

 

ガシッ

 

 

入須「まあ待ちたまえ。そんな顔で歩いていたら不審がられるぞ」

 

奉太郎「…離してください」

 

入須「…何か悩みがあるのだろう?」

 

奉太郎「悩みなんてありません。仮にあったとしても、あなたに話すような事はない」

 

入須「…傷つくじゃないか」

 

 

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:44:15.53 ID:p2ZWVNQs0.net

 

入須「折木君、君は随分混乱しているように見える」

 

奉太郎「だからそんな事はないと…!」

 

入須「折木君!」

 

奉太郎「っ!…」

 

入須「…話すんだ。私は君に恩がある。君が悩んでいるというのなら、私はそれを聞いて、一緒に悩んであげたい」

 

奉太郎「……」

 

入須「今までずっと1人で考えて疲れたろう?こういう時こそ、誰かに頼るべきなんじゃないのか?」

 

奉太郎「……わかりました、入須先輩」

 

 

 

奉太郎「聞いて、いただけますか」

 

 

36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:45:31.40 ID:p2ZWVNQs0.net

 

入須「…なるほど、えるが…」

 

奉太郎「正直…これでよかったんじゃないかと思っています。仮に俺と千反田が結ばれたとしても、長くは続かなかったんじゃないか、千反田を退屈させてしまうんじゃないかと…」

 

奉太郎「里志はああ見えて良い奴です。きっとあいつなら、千反田を幸せにしてあげられる…」

 

入須「……」

 

奉太郎「これで、よかったんですよ」

 

 

 

入須「……折木君」

 

入須「胸、貸してやる。存分に泣け」

 

奉太郎「……すみません」

 

 

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:46:35.55 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「……」

 

入須「もう平気か」

 

奉太郎「…はい、もう大丈夫です」

 

奉太郎「こんなに泣いたのは人生で初めてかもしれません」

 

入須「すっきりしただろう?」

 

奉太郎「はい、吹っ切れました」

 

入須「ふふっ、そうか」

 

 

 

 

 

入須「じゃあ次は私の我儘を聞いてもらうとするか。折木君、茶店に行くぞ」

 

奉太郎「……これは映画の件の対価だった筈では?」

 

入須「それはそれ、これはこれだ」

 

奉太郎「…さいですか」

 

 

38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:47:32.74 ID:p2ZWVNQs0.net

 

茶店

 

 

入須「どうだ?抹茶もなかなかだろう?」

 

奉太郎「…そうですね。たまに飲むなら悪くないです」

 

奉太郎「コーヒーとまた違った苦味が、今は心地良い…」

 

入須「……」

 

入須「…折木君」

 

奉太郎「なんでしょう?」

 

入須「あの、君は…まだ、えるの事が好きなのか?」

 

奉太郎「……」

 

 

 

奉太郎「(……俺は、千反田の事を……)」

 

奉太郎「(千反田、か…)」

 

奉太郎「……」

 

 

39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:49:05.21 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「……いえ」

 

入須「!」

 

奉太郎「さっきも言ったでしょう。もう吹っ切れました」

 

奉太郎「これからもきっと俺と千反田は関わり合う事になるでしょう。しかしそれは古典部として、そして友人としてです」

 

奉太郎「きっとこの先俺と千反田が恋人として結ばれる事は決してない。千反田は里志に任せます」

 

奉太郎「里志なら、きっと千反田を幸せにしてくれる」

 

奉太郎「そう思っています」

 

入須「……そうか」

 

 

40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:49:49.75 ID:p2ZWVNQs0.net

 

入須「……折木君。少し私の話を聞いてくれないか」

 

奉太郎「…さっきは俺の話を聞いてもらいましたし、聞きますよ。俺でよければ」

 

入須「……ありがとう」

 

 

 

入須「折木君。まずは映画の件の事、もう一度謝らせてほしい」

 

入須「あの時は、君を利用すら事しか考えてなかった」

 

入須「映画の成功の為、クラスの為に、君のプライドを犠牲にしたと言っても過言ではない」

 

入須「本当にすまなかった」

 

 

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:50:32.87 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「…いいですよ」

 

奉太郎「それに、あの件があったから俺も少なからず成長できた部分がありました」

 

奉太郎「入須先輩が気に病む事ではありません」

 

入須「…そう言ってくれると助かる」

 

入須「君は本当に優しいな。本当に、優しすぎるくらいに…」

 

奉太郎「……そんな事ありませんよ」

 

 

42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:52:05.23 ID:p2ZWVNQs0.net

 

入須「……えーと、うん。それで、あの、ここからが、ほ、本題なのだが…」

 

奉太郎「?」

 

入須「…あの映画の時から気にはなっていた」

 

入須「こんな気持ち、今まで抱いた事がないからわからなかった」

 

入須「寝ても覚めてもこの気持ちが消える事はなかった」

 

入須「毎日、学校で見かける度に、胸が高鳴った。張り裂けそうだった」

 

 

 

 

入須「なんでだろうな?折木君」

 

入須「君の姿を見かける度に、そうなってしまうようになったんだ…」

 

奉太郎「(…これって)」

 

奉太郎「(まままままままさか)」

 

 

43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:52:42.41 ID:p2ZWVNQs0.net

 

入須「最近、ようやくわかった」

 

 

 

入須「君の事が好きだ。好きなんだって…」

 

 

 

奉太郎「…入須先輩…」

 

 

44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:53:24.60 ID:p2ZWVNQs0.net

 

入須「……返事はしなくていい」

 

入須「ただ、聞いてもらいたかっただけだ」

 

入須「話せる機会に言っておかないと、苦しくて苦しくて堪らないのでな」

 

奉太郎「…入須先輩」

 

入須「それに、失恋した直後の人間に返事を貰おうとする程、私は愚かじゃないさ」

 

入須「さて!私はそろそろお暇させてもらおう」

 

入須「会計は私がしておくから、君はもう少しゆっくりして…」

 

 

 

奉太郎「入須先輩っ!」

 

入須「っ!」

 

 

45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:54:08.22 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「…正直驚きました」

 

奉太郎「あの入須先輩が俺の事をそんな風に思っていたなんて、と」

 

奉太郎「同時に、ほんと失恋した直後の人間になんて事いうんだこの人常識ねーなとも」

 

入須「おいそこまで言うことないだろ」

 

奉太郎「…入須先輩」

 

入須「…なんだ」

 

奉太郎「…俺は、今にも泣きそうな女性をそのまま帰すなんて事できませんよ」

 

 

奉太郎「話、聞いてください」

 

 

46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:54:46.21 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「さっき俺が泣いていた時に、先輩は躊躇わず胸を貸してくれました」

 

奉太郎「くだらない俺の失恋話も黙って聞いてくれました」

 

奉太郎「正直、先輩が助けてくれなかったら俺は立ち直る事ができなかった」

 

奉太郎「俺は、先輩に救われたんです」

 

 

 

奉太郎「(……何言ってんだ俺は…こんなの、全然省エネじゃない)」

 

奉太郎「(でも、口が止まらない…)」

 

 

48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:55:34.86 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「…先輩」

 

奉太郎「実は俺もさっきから胸が張り裂けそうなんです」

 

奉太郎「ドキドキして…怖いくらいに」

 

入須「うん…うん」

 

奉太郎「ついさっきまで違う女が好きだったくせに何言ってんだと思われそうですが…言わせてください」

 

 

 

奉太郎「俺と…付き合ってくれませんか」

 

 

入須「………はい……」

 

 

50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:56:43.95 ID:p2ZWVNQs0.net

 

入須「…今日はありがとう」

 

奉太郎「礼を言うのはこちらの方です」

 

入須「ふふっ、うん…」

 

入須「しかし、まさか君と恋人同士になるとは思ってもいなかった」

 

入須「……素直に嬉しいよ」

 

奉太郎「…俺もですよ」

 

入須「これからは、どんどん私に付き合って貰うからな?覚悟しておきたまえ」

 

奉太郎「うっ…善処します」

 

入須「それでいい」

 

 

 

入須「では、な。また明日、奉太郎」

 

奉太郎「はい、冬実さん。また明日」

 

 

51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:57:32.42 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「……ふぅ」

 

奉太郎「こりゃ、完全に省エネ生活も終わりだな…」

 

奉太郎「まぁ…けど、悪くないな」

 

???「あれ?折木じゃん」

 

奉太郎「……伊原か」

 

摩耶花「どしたの、こんな所で」

 

奉太郎「ああいや、帰り道だ」

 

摩耶花「ふーん、随分遅いのね。ふくちゃんは一緒じゃないの?」

 

奉太郎「(…ん?)いや、あいつらは先に帰ったんだ」

 

摩耶花「へー、ふくちゃん達より遅いなんて珍しい」

 

奉太郎「俺だってたまには遅く帰りたい時だってあるんだよ」

 

摩耶花「ふふっ、なにそれ」

 

奉太郎「(……何かおかしい)」

 

 

52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:58:36.31 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「(里志は少し前に伊原と別れたと言っていた)」

 

奉太郎「(別れてからこんなにも早く、里志の話題を平然と出せるものなのか?)」

 

奉太郎「(俺の時は冬実さんがいてくれたから、切り替えるのも早かった)」

 

奉太郎「(こいつにも相談できる相手がいたって考えればそれまでだが…)」

 

奉太郎「(…何か引っかかる)」

 

奉太郎「(……仕方ない、面倒だが聞いてみるか)」

 

 

53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:59:25.25 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「…なあ、伊原」

 

摩耶花「何よ?」

 

奉太郎「お前、里志と別れたんだよな?」

 

摩耶花「…はぁぁー!?何言ってんの!?そんな訳ないでしょ!」

 

奉太郎「えっ!?」

 

摩耶花「バカ折木!言っていい事と悪い事があるわよ!そんなに私達に別れて欲しいわけ!?」

 

奉太郎「え…いや、でも…」

 

摩耶花「何よ!?」

 

奉太郎「あの…里志が…言ってたんだ。伊原とは別れたって…」

 

伊原「……えっ?」

 

 

55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:00:21.68 ID:p2ZWVNQs0.net

 

摩耶花「…それ、どういう事よ」

 

奉太郎「俺に聞くな。里志に聞け」

 

摩耶花「ふくちゃんがそんな事言うわけないでしょ!?」

 

奉太郎「本当だ。俺が里志自身から聞いたんだ。それに…」

 

 

 

奉太郎「あいつ…今は…千反田と付き合ってるって…」

 

摩耶花「………嘘」

 

 

56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:01:40.93 ID:p2ZWVNQs0.net

 

摩耶花「…それ、本当に本当なの?」

 

奉太郎「…ああ、本当に本当だ」

 

摩耶花「………私、別れたつもりなんかない」

 

摩耶花「別れ話なんて聞いてないっ!」ダッ

 

奉太郎「お、おい、待て伊原!」

 

奉太郎「…行っちまった」

 

 

奉太郎「(おい…本当にどういう事だ里志…)」

 

 

59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:03:48.84 ID:p2ZWVNQs0.net

 

プルルルル…

 

里志「…もしもし、摩耶花?」

 

摩耶花「…ふくちゃん、どーいうこと?」

 

里志「ん?何の事だい?」

 

摩耶花「…あの公園に来て。話したい事があるから」

 

里志「話したい事?なら電話で話せば…」

 

ガチャッ ツーツーツー

 

 

里志「…なんだ一体?」

 

 

60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:04:32.36 ID:p2ZWVNQs0.net

 

公園

 

 

摩耶花「…来たわね」

 

里志「どーしたんだよ摩耶花?随分と急だね」

 

摩耶花「…折木から聞いたわ。全部一から説明して貰うから」

 

里志「…そうか、奉太郎に会ったんだ」

 

里志「わかったよ、ちゃんと説明する。摩耶花にもきっとわかって貰えると思うから安心して」

 

摩耶花「…早く話して」

 

里志「急かさない急かさない。実はね…」

 

 

61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:06:10.06 ID:p2ZWVNQs0.net

 

里志「…という訳で、奉太郎の嫉妬心を煽って千反田さんに目を向けて貰おうと思ってね、一芝居打ったのさ」

 

摩耶花「……」

 

里志「どう?完璧じゃない?この作戦」

 

里志「いやー、これで2人も早くくっついて貰えると助かるよ」

 

里志「これで一件落着!これで古典部もより良い方向へ…」

 

 

バシィィン!!

 

 

里志「……え?」

 

摩耶花「……」フルフル

 

 

63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:06:59.20 ID:p2ZWVNQs0.net

 

里志「…どうしたんだよ摩耶花。いきなり叩くなんて、らしくないよ」

 

摩耶花「…ふくちゃんさぁ、自分がどれだけ酷い事したか、自覚ある?」

 

里志「酷い事って…何が酷いって言うんだよ」

 

摩耶花「確かにその作戦、折木を嫉妬させるにはこれ以上ないってくらい完璧な作戦だと思うよ」

 

里志「だろう?だから…」

 

摩耶花「でもね…

 

 

 

さいってーの作戦」

 

里志「……え」

 

 

69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:10:20.74 ID:p2ZWVNQs0.net

 

摩耶花「わからないの?ちーちゃんとふくちゃんが付き合ってるって折木から聞いた時、私がどれほど傷ついたかわかる?」

 

里志「…それは…後で摩耶花にも言おうと思って…」

 

摩耶花「なんで私に一言でも相談してくれなかったの!?確かに私は今日図書委員の仕事で忙しかったけど、やるならやるで私に相談してから後日にまた他の作戦を練ってからやるとか、いくらでもできたでしょ!?」

 

里志「それは…その…」

 

 

 

 

摩耶花「それに、私の事は正直どうでもいいの…私なんかより、ちーちゃんが一番傷ついたよ、きっと」

 

摩耶花「ちーちゃんは折木が好き。それなのに他の男と付き合ったって他の誰でもない折木に報告するのがどれだけ辛いことかわからないの!?」

 

里志「……!!」

 

 

70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:12:05.48 ID:p2ZWVNQs0.net

 

摩耶花「…ふくちゃんさ、いつも言ってるよね」

 

摩耶花「データベースは結論を出せないって」

 

里志「……っ!」

 

摩耶花「…ほんと、その通りだね」

 

ダッ

 

里志「摩耶花っ!まや…か…」

 

 

 

里志「……」

 

里志「………僕は…」

 

里志「…間違って、いたのか…?」

 

 

72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:14:12.67 ID:p2ZWVNQs0.net

 

千反田家

 

 

える「………」

 

える「大丈夫です…よね…?」

 

える「うまく……いきますよね……?」

 

える「折木さん……」

 

える「私、気になり…ます…」

 

プルルルル…

 

える「…取らないと」トテトテ

 

える「…もしもし、千反田です」

 

 

 

える「…摩耶花さん…?」

 

 

74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:17:05.11 ID:p2ZWVNQs0.net

 

次の日
古典部部室

 

 

里志「……」

 

える「……」

 

摩耶花「……折木、遅いわね…」

 

える「…折木さん…」

 

里志「…奉太郎、昨日は早く寝たみたいで、電話にも出なかったよ」

 

摩耶花「…ちーちゃん、いい?ふくちゃんも」

 

摩耶花「昨日電話で言った通り、ちゃんと言うの。全部嘘でしたって。ああ見えても折木は優しいから」

 

摩耶花「きっと、許してくれる」

 

える「…はい…」

 

里志「…わかったよ」

 

 

ガラッ

 

える・里志・摩耶花「っ!」

 

 

75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:17:58.46 ID:p2ZWVNQs0.net

 

折木「悪いな、遅くなった」

 

える「折木さんっ!」

 

里志「奉太郎っ!あ、あの、昨日は…」

 

折木「おわっ!なんだよ、2人していきなり」

 

える「折木さん!あの…あの…!」

 

 

 

 

入須「どうした?奉太郎?」

 

える「…え…入須…さん…? 奉…太郎…って…?」

 

 

77: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:19:17.41 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「いえ冬実さん、いきなりこの2人が…」

 

入須「なんだえるか。それと…福部里志君、だったか?」

 

里志「あっ、はい…お久しぶりです…」

 

摩耶花「そんな事より…今、冬実さんって…」

 

奉太郎「ああ、そういえば言っておかないとな」

 

 

 

奉太郎「昨日、冬実さんと付き合う事になったんだ」

 

える「………えっ」

 

 

80: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:20:22.03 ID:p2ZWVNQs0.net

 

里志「……どういう、事だい?奉太郎」

 

奉太郎「いや、あまり聞かれたくない話なんだが…言ってもいいですか?」

 

入須「私は構わないよ」

 

奉太郎「ありがとうございます。…実は、昨日のお前らの報告を聞いてからな…恥ずかしながら、川原で泣いていた訳だ。そこで、入須先輩に助けられたんだ」

 

 

奉太郎「それで…好きになってしまった。それだけだ」

 

 

える「………」

 

 

81: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:22:38.94 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「…そういうわけだ、あまり詳しく話すのも恥ずかしいからな。これで勘弁してくれ」

 

奉太郎「ああ、古典部には今まで通りちゃんと出るさ。サボるような事はしない」

 

奉太郎「…今日はちょっと用事があるから顔を出すだけになってしまうが」

 

入須「…奉太郎、そろそろ」

 

奉太郎「あ、はい。今行きます」

 

摩耶花「…ねえ、折木」

 

奉太郎「ん、なんだ。そういえばお前里志とは仲直りしたのか?何やら空気が悪いが…」

 

 

 

摩耶花「あんた…ちーちゃんの事はどうしたの?なんで入須先輩と付き合ってるの?」

 

奉太郎「…何を言ってるんだ。千反田は里志と…」

 

摩耶花「違うのっ!!」

 

 

83: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:24:07.83 ID:p2ZWVNQs0.net

 

摩耶花「ちーちゃんとふくちゃんはね…あんたに…ちーちゃんに振り向いて欲しいと…あんたを、騙していたのよ」

 

奉太郎「……は?」

 

摩耶花「ふくちゃんは、あんたの嫉妬心を煽って、ちーちゃんに振り向かせる為に…」

 

摩耶花「ちーちゃんも、本当は嫌だった筈なのに、それに協力した…」

 

摩耶花「全部、あんたとちーちゃんの為にやった事なのよ!」

 

摩耶花「…それなのに…どうして…入須先輩と付き合っちゃってるのよ…」

 

奉太郎「…なっ…!」

 

 

 

 

入須「さっきから聞いてれば随分とくだらないな」

 

摩耶花「っ!入須…先輩」

 

 

84: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:24:50.83 ID:p2ZWVNQs0.net

 

入須「その作戦、福部君が考えたんだったな?」

 

里志「…そうですが…」

 

入須「…私は君を軽蔑する」

 

里志「…そう思われても仕方ないと思っています。実際、千反田さんと摩耶花を傷つけた」

 

入須「それだけではない」

 

入須「一番傷ついたのは…他ならぬ、奉太郎だろう」

 

える・里志・摩耶花「…!」

 

奉太郎「……俺は別に、そんな」

 

入須「君は少し黙っていたまえ」

 

奉太郎「はい」

 

 

90: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:28:13.80 ID:p2ZWVNQs0.net

 

入須「伊原さんは福部君と話し合ったのだろう、まだ傷は浅いように見える」

 

入須「えるも今回は加担した側だからな、同情の余地はないと言っていい」

 

入須「第三者から見ても明らかだ。何も知らず、衝撃的な事実を突きつけられた奉太郎が一番傷ついたのは明白だ」

 

入須「君達はそれがわからなかったのか?少し考えれば簡単にわかる事だろうに」

 

入須「それとも、古典部の皆は何も考える事をしない無能の集まりという事か?」

 

える・里志・摩耶花「………」

 

奉太郎「冬実さん!言い過ぎです!」

 

入須「君は少し黙っていたまえ」

 

奉太郎「はい」

 

 

95: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:30:18.92 ID:p2ZWVNQs0.net

 

入須「……まあ、しかしだ。奉太郎が傷ついた事件の真相はこうして明かされた訳だ」

 

入須「……君はどうする?"折木君"」

 

奉太郎「! ……どう、とは?」

 

入須「えると里志君は付き合っていない事が判明した。つまり、君はえると恋人関係になる事を選択する事もできる」

 

入須「…君が選びたまえ、折木君。私と付き合うか、えるに想いを告げるか」

 

奉太郎「あなたは、それでいいんですか」

 

入須「…今の私は、えるのお零れを貰ったような感覚だ。そんな気持ちで君を手に入れても、何も嬉しくはない」

 

入須「…さあ、選んでくれ…」

 

える「……折木さん、折木さん…」

 

里志「奉太郎…」

 

摩耶花「……」

 

 

 

 

奉太郎「(……答えは、当然決まってる。悩むまでもない)」

 

 

103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:34:17.84 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「冬実さん」

 

える「っ!」

 

入須「…!」

 

奉太郎「今日は、買い物に行くんですよね?早く行かないと暗くなってしまいます、行きましょう」

 

入須「……! おれ、き、君……」

 

入須「…いや…"奉太郎"。ありがとう…行こうか」

 

奉太郎「はい。あ、すみませんが、先に行っててくれませんか」

 

入須「……わかった。昇降口で待っているよ」

 

入須「…待ってるから、早く来い」

 

奉太郎「ええ…すぐ、行きます」

 

 

 

 

 

奉太郎「……さて」

 

奉太郎「千反田」

 

える「……折木さん、折木さん…」グスッ

 

 

108: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:35:50.26 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「俺はお前の事が好きだった」

 

える「…はい…」

 

奉太郎「…いつからだったかな…お前の持ってくる謎。最初はめんどうで、ただただだるかった」

 

奉太郎「いつしか、俺はそれが楽しみになっていた。今度はどんな謎が来るのか、期待していた事もある」

 

 

奉太郎「謎を解くたび、お前が嬉しそうに笑ってくれるから…」

 

 

える「っ!……はい…!」

 

える「嬉しかったですっ!折木さんに謎を解いてもらうのがっ!」

 

える「私に笑顔をくれる折木さんが…大好きですっ!」

 

える「だからっ!また謎を解いてくださいっ!折木さんっ!私に笑顔をくださいっ!私と…一緒に…!」

 

 

113: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:37:30.25 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「……すまない」

 

える「……グズッ…おれ、ぎ、さん…」

 

奉太郎「俺は、冬実さんの所に行くよ」

 

奉太郎「…俺を救ってくれた、かけがえのない人だからな…」

 

える「………グズッ………」

 

 

奉太郎「まあ、なんだ。謎は今でも大歓迎だ。絶対解けるって自信はないが……極力、がんばるよ」

 

 

える「…………!」

 

 

 

 

奉太郎「……じゃあな。さよなら、千反田」

 

える「……折木さん……」

 

 

116: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:38:44.58 ID:p2ZWVNQs0.net

 

摩耶花「……行っちゃったね…」

 

里志「……僕は…」

 

摩耶花「…ふくちゃんは、頑張ったよ。ちょっとやり方を間違えちゃっただけ」

 

摩耶花「結果的に折木は自分自身の手で、入須先輩を選んだ。ふくちゃんが全部悪いわけじゃない」

 

摩耶花「反省して、ちーちゃんに謝ろう。これからだよ」

 

里志「……摩耶花……あ」

 

里志「…千反田さん…あの…」

 

 

 

 

える「……ふふっ…折木さん…」

 

摩耶花「……?ちーちゃん?」

 

 

123: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:40:42.42 ID:p2ZWVNQs0.net

 

える「……そうですよね、折木さんは優しいから……」

 

える「私がまた謎を持っていけば……」

 

える「また、解いてもらえる……一緒に……解いてもらえる……」

 

える「……いっぱい…謎を持っていけば……一生……解いてもらえる…」

 

える「折木さん……私、気になります………」

 

える「気になります気になります気になります気になります………」

 

える「ふふっ………折木さん……待ってて、くださいね……」タタッ

 

摩耶花「ちょっ、ちーちゃん!?」

 

里志「千反田さん!?」

 

 

128: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:42:20.77 ID:p2ZWVNQs0.net

 

摩耶花「ちょっと、ふくちゃん!?追いかけるよ!」タタッ

 

 

ガシッ

 

摩耶花「っ!?ふくちゃん!?離して!」

 

里志「……摩耶花」

 

 

里志「奉太郎が千反田さんを振ったのは、僕の責任だ。今ならはっきりわかる…」

 

摩耶花「だから…!全部ふくちゃんのせいじゃないって…!」

 

里志「行かせてあげないと……千反田さんと奉太郎を…くっつけてあげるのは…僕の役目なんだ…」

 

摩耶花「ふ、く、ちゃん…?」

 

里志「そういえば、今回の件で摩耶花も随分傷つけちゃったね…」

 

 

 

里志「埋め合わせ…するよ、今から…」

 

摩耶花「ちょっと!?そんな場合じゃ………あっ……」

 

 

131: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:43:37.24 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「(……冬実さんとの買い物、楽しかったな…)」

 

奉太郎「(省エネ生活を捨てた事、今は後悔していない)」

 

奉太郎「(これからは、どんな悩みに直面しても、冬実さんが一緒に考えてくれる。手を取って歩いてくれる)」

 

奉太郎「(……こういうのも、悪くないな)」

 

 

 

 

奉太郎「(…おっと、ぼーっとしてたな。そろそろ家か…ん?)

 

奉太郎「(……家の前に、誰かいる)」

 

奉太郎「(誰だ?)」

 

 

139: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:50:37.83 ID:p2ZWVNQs0.net

 

奉太郎「……千反田」

 

 

える「うふふっ、待っていました。折木さん」

 

奉太郎「どうして、ここに…」

 

える「謎を持ってきたんです。一緒に解きましょう?」

 

奉太郎「謎…?」

 

える「私、いろんな事が気になるんです。1人じゃとても考えきれない程に…」

 

える「折木さん、私、1人じゃ何も考えられないんです。だから、あなたが必要なんです」

 

える「私。気になります。気になります気になります気になります気になります気になります気になります気になります気になります気になります気になります気になります気になります気になります気になります気になります気になります。なにもかもが気になります」

 

奉太郎「っ!?」

 

 

える「世の中の全部が気になります。そして、折木さん」

 

奉太郎「……ち、千反田…?」

 

 

 

える「あなたの事が、私、一番気になります」ニコッ

 

 

終わり

 

 

140: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:51:19.32 ID:b+eA92I0a.net

 

 

 

144: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:52:06.99 ID:FdlDP+Cd0.net

 

惜しかったな
乙。

 

 

145: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:52:43.45 ID:M3euTd6kM.net

 

久々氷菓みたよ

 

 

146: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:52:54.98 ID:ZA84iGHe0.net

 

うんまあ 暇つぶしには良かったよ 乙

 

 

149: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:56:00.08 ID:p2ZWVNQs0.net

 

あかん半分寝ぼけて書いたから所々雑だ
おやふみ

 

 

157: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/12/23(火) 12:04:37.42 ID:p2ZWVNQs0.net

 

>>156
ねぼけてたんです
ごめんなちゃん

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